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2013.07.02 (Tue)

日記 2013年7月

1日 月 金澤には不思議なお菓子が売っています。右のお饅頭。氷室饅頭氷室饅頭・予約
「氷室饅頭 ひむろまんじゅう」です。7月1日限定販売。
6月下旬になるとお饅頭屋さんでは氷室饅頭の予約が始まります。
どこのお家でもかなり沢山買うのです。
そしてこの日、1日になるとお饅頭屋さんへ行って30個とか50個とか、たくさん買うのです。
ワタクシも子供の時、この日はゴハンを食べないでこのお饅頭を朝から晩まで食べていました。
金澤でのワタクシの勤め先、金澤大學工学部、でしたが、この日が近くなると庶務課の人が注文を取りに来て、申し込んでおくと朔日にちゃんと研究室まで配達してくれました。
氷室饅頭・重箱入り
どこのお宅でも左の写真のようにお重に詰めたりして、近所の人が遊びに来てもこうして出します。アンコの饅頭ばかりでは体によくないだろうと少しはタンパク質も一緒に取るように竹輪も添えたりします。
昨年のブログ、「ヨリックの散歩道 金澤008 氷室饅頭」の項に詳しく書いておきましたが、江戸時代、金澤では冬の間に積もった雪を氷室に溜めて氷にしておき、夏の初めである旧暦6月朔日に掘り出して殿様に献上する。殿様は氷を召し上がるのだが、庶民はお饅頭を食べる。そういう仕来りが金澤では今も根付いているのです。
2日 火 金澤を離れて浜松に住むようになってからは氷室饅頭を食べることは殆ど不可能だったのだが、今日、金澤の知人から氷室饅頭が送られてきました。ウレシイ。だがちょっと困る。

氷室饅頭・森八
送って貰って文句をつけるのも申し訳ないのだが、この氷室饅頭、ポリ何とかという包み紙に入っていて、「登録商標 氷室饅頭 森八」と印刷してあるのです。森八というお菓子屋さんは金澤でも(或いは全国的に)名の知れたお菓子屋さんなのですが、昔はこのお菓子屋さんは氷室饅頭は作らなかったのです。氷室饅頭はお饅頭ですから、饅頭屋で作るものであって、お菓子屋で作るものではないのです。そういうわけで、森八というお店のレベルが低下したのか、売れるものなら何でも作る、というサモシイ根性に成り下がったのか、複雑な気持ちでした。ワタクシが子供の時に食べていた氷室饅頭は、ワタクシの家から150mほどしか離れていない「坂田屋」というお饅頭屋で、そのお店はもう半世紀以上経っているけれども今でも家を継いだ子供(ワタクシと同年配です)がその家伝来のお饅頭や煎餅や餅菓子などを作っているのです。どこのお家でもご近所の饅頭屋さんで作っている氷室饅頭を買うのでした。ワタクシが子供の時食べた氷室饅頭は、決して銘菓と言えるようなものではなくて、単なるお饅頭に過ぎないものでした。森八というブランド銘菓店謹製のお菓子であってはならないものです。
ちょっと甘すぎるお饅頭を食べてつい余計なことを口走ってしまいました。
3日 水 浜リコ 無事                 
4日 木 Nob.サンから割引券を貰っていたので平野美術館へ行きました。平野美術館・浮世絵美人割引券
右の展覧会。浮世絵美人がいっぱいでした。
平野美術館・鈴木春信見立て三宮
なにしろ鈴木春信、歌川国貞、渓齋英泉、といった美人画の浮世絵がいっぱい並んでいるのです。
左側の細長いのは鈴木春信の「見立て三宮」。
世に、美人画なら歌麿 色気なら春信、といわれたその春信の、女三の宮 です。源氏物語が下敷きになっているようです。
歌川国宗の「笠森お仙」も見ることが出来ました。笠森お仙は有名な美人。江戸谷中の笠森稲荷の門前茶屋の鍵屋で働いていました。お仙の出してくれるお茶を飲みたくて若者は笠森稲荷に日参したと言われます。
美人に見とれて楽しいひとときでした。
とらやのやうかん

おおぜいの美人を見て帰ってきたら、哲子サンから「とらやのやうかん」が届いていました。小さな「やうかん」がいっぱいです。1日一つずつ食べていても一月くらい楽しめそう。今日はいい日でした。


5日 金 無事
6日 土 猛暑襲来という予報が出ていたので居間のクーラーの試運転をしたのだが、何故か動かない。実は据えつけ以来既に17~18年ほど経っているのと、昨年はリモコンの調子がおかしかったのだが、だましだまし使っていたのでとうとう駄目になってしまったか!と思いました。それでももう一度子細に点検すれば不具合箇所はわかるだろうし、そうすれば修理だって不可能ではないだろうと思うのだが、もう耐用年数は過ぎているのだし、ワタクシの寿命も後大して長くはないであろうと思ったので、ここらで新品にしておいてもいいだろうと思って電気屋さんへ行って見てきました。ついでに居間天井の照明器具も半ば壊れかかっているのでそれも見てきました。
7日 日 電気屋さんへ行ってクーラーと照明器具、両方を注文。据付は10日午後の予定。メーカーは何故か両方とも日立。クーラーは最新省エネ。照明器具はLEDです。電気代が安くなればいいのだが。

8日 月 無事 猛暑。
9日 火 無事 本日も猛暑。
10日 水 浜リコ 猛暑継続。クーラーと照明器具の据付完了。取りあえず具合はよさそう。
11日 木 6月14日に海谷眼科での定期検診の時に、眼鏡の処方箋も作って貰って、その処方で山本眼鏡店でレンズを作り、以前作った黄色の眼鏡枠に入れて貰ったのが今日出来ていたので貰ってきた。代金は¥30K。念のため眼鏡の処方を書いておきます。
       SPH    CYL   AXIS    ADD
R     -2.75D  -1.00D  90     2.25
L     -2.75D  -0.75D  90    2.25

帰りに由美画廊へ寄りました。mkk.サンが来ていました。織物の勉強のために4年ほど前に出雲へ行っていて、浜松へ戻ったことは聞いてはいましたがお会い出来たのは今日が初めて。
電気スタンド・蚊帳布A電気スタンド・中村美喜子の蚊帳布A
電気スタンドが写っています。
笠がmkk.サンに戴いた蚊帳布で、下のボトルは横山サンの「Munro's King of Kings」。電気スタンドとして製作したのはワタクシ。
この電気スタンドの電気を点けるたびにmkk.サンと横山サンのことをちょっと思い浮かべます。


12日 金 金沢行きのキップを買ってきた。片道¥7K。
13日 土 夕方、ご近所のお盆詣りに行く。「盆供」というものを持って。

gemサンのブログで、浜松市美術館で開催中のポール・デルヴォー展のことが書いてありました。この画家はワタクシの知らない画家だったのだが、gemサンブログで面白そうだと思い、7月15日までというのであわてて見に行きました。
エペソスの集いⅡ会話










左が「エペソスの集いⅡ」、             右が「会話」

gemサンによると、習作、下書きの時には男性が画き込んであるのだが、何故か完成品では男が消えて女ばかりになっているのだそうです。そして、デルヴォーの画に繰り返し出てくるモチーフは、女性・汽車・ギリシャ建築。左の絵はまさにそのような絵です。
そしてデルヴォーの言葉、「骸骨は人体の基本構造です。骸骨がなければ生命もなく、動くことも不可能です。」右の会話という画では女と骸骨が同じポーズをとっています。
とても面白い展覧会でした。

14日 日 西福寺盂蘭盆会 ゴンゲンサン奥さんは車椅子生活がもう何年も続いているのだがずいぶん元気とお見受けしました。もう90歳に近いお年であろうと思うのだが、記憶力もシッカリしていて数多く訪れる檀家の人たちすべてとキチンと挨拶をしています。いつも昔話をしているのだが、今年の話題は金澤合唱團の名テノールであった木戸サマが昨年11月頃に死んだ、という話。金澤合唱團に入ってくる女声は、指揮者であるゴンゲンサン(当時の住職)の素晴らしいバスの声と、木戸サマの美しいテノールの声に魅せられて合唱団に入団してくるのです。このお二人の声はもう天国でしか聞くことは出来ません。金沢一中発祥の地
西福寺敷地に隣接した場所は以前大谷尋常中學校から始まって、金澤第一中學校となり、そして現在地である泉野へ移転して、学制改革で泉丘高等学校となったとのこと。泉丘高校の学校長やPTA会長などが来てぜひ碑を建てさせて戴きたいとのことで、西福寺の敷地内に「金沢一中・泉丘高校発祥の地」(右の写真)が立った。
今の住職メグムチャンは一応は泉丘高校の卒業生なのだから不平を言う筋合いでもないとワタクシは思うのだが、高校生時代、映画館に入り浸っていたメグムチャンにしてみればちょっと面食らう出来事のようだ。
西福寺・納骨堂
左は本堂のご本尊である阿弥陀様の真下に作ってある納骨堂で読経するメグムチャン。亡息は既にここに入っており、ワタクシもいずれはここに入れて貰うように予約をしてあります。西福寺・キリコ
そして本堂の前にはキリコという燈籠のようなものを吊し、献花焼香の出来るようにしてあります。


近江町市場へ行って、少々買い物をしてきました。
キンジソウという野菜、糠漬にするナスビ(ごく小さいもの)、つる豆、ニシンとイワシとフグの糠漬とフグの粕漬。ドジョウの蒲焼。こういったものは金沢でしか手に入らない食べ物です。


さらにもう一つ、岩牡蠣。これは能登でとれる美味しい牡蠣。
近江町市場・岩牡蠣
「この場で食べられます」と書いてあるのがそれ。
真ん中に積んであるのが一個\1000で、その左が\800。左上のが\1200。
一番安いのが一個\500で、一番高いのが\1500。

岩牡蠣を食べる

ワタクシは中をとって\1000のを食べることにしました。右の写真。

ポン酢をかけてそのままズルズル食べるのです。
ずわい蟹も茹でて置いてあるのだが手前の一番安いのが\2000ですけれども、ずわい蟹の本当にオイシイのはやはり冬、一杯(一匹のこと)\8000から\10000ほどのを買うのが本当に美味しいずわい蟹。今頃の季節にこんな安いのを買うのは失敗のもとです。
お酒は極上の「菊姫」というのを金沢駅近くの酒屋で買いました。この店はは手取川水系の水で作ったお酒を置いてあるので。
糠漬など

他に、ワタクシの大好きな甘いお菓子などいろいろ。年に一度の大散財です。


15日 月 海の日 「季節に合わせた染織」という講座を聴きに(或いは見に)行きました。写真も撮るのです。 
茶室松韻亭広間で、紬を主にした説明。津軽刺子・置賜紬・小千谷紬・塩沢紬・本塩沢・十日町紬・結城紬・黄八丈・信州紬・牛首紬・西陣織・久留米絣・琉球絣・首里織・読谷山花織・大島紬など各種。
和服・牛首紬

右は牛首紬。着物を広げて見せてくれるのは鈴木陸子先生。
ずっと以前、野田泉光院の続き物を書いていて、泉光院が白山へ登るのに手取川を遡って牛首村から登っているので、牛首紬がとてもいい織物であるようなことを書いたのだったのだが、実は牛首紬の実物を知らないで書いていたので、今日はその実物をしっかりと見、且つ、触って手触りを確かめたのでした。男物の着物で、こんなのを着るのはいいだろうと思ったのでした。この講座で、着物というものの美しさ、奥深さ、といったことがちょっとわかるような気がしました。
そのあと、沖縄の古典音楽、歌と三線を山内昌也さん。
琉球音楽・歌と三線

15歳で琉球古典芸能コンクール新人賞、以後琉球古典音楽関係の数々の賞を得ている方でした。
安波節、ティンサグの花、かぎゃで風節、舞踊 瓦屋、かたみ節、舞踊 貫花、遊びションガネ節を演奏。
ティンサグの花 はワタクシの大好きな歌で、今でも歌えるのです。
お終いに、講座に参加しているみなさんの制作による浴衣の展示がありました。
テーマがあって、サーカス・カフェ・数字・アニマル・大正ロマン、というちょっと意表を突いたようなテーマで、通常の浴衣とはひと味違って面白かった。

16日 火 無事
17日 水 浜リコ ヘンデルのコンチェルト、オラトリオ・シバの女王の入城、組曲ニ短調
そのほか読み人知らずの舞曲などちょっと珍しいのも練習。
nobサンが台湾へ旅行に行って、お土産を持ってきてくれた。
18日 木 右の「鹹酸甜 Preserved Fluits 干しフルーツ」というのがいただいた台湾土産。
台湾土産と紹興酒

紹興酒に入れて食べるとオイシイですよ! ということなのでちょっと奮発して「熟成12年紹興老酒」というのを買ってきた。
フルーツは、梅・李・果乾・油切果・櫻花果・橄欖・佛手柑・金棗粒・金桔、の9種類。
これは袋に書いてある文字をそのまま書いたのだが、有難いことに台湾で印刷した文字が日本製ワープロの文字で全部キチンとプリント出来るのです。
発音はわからないとしても意味はおよその見当がつくのが有難い。
19日 金 無事
20日 土 無事。どこか遠くで花火があがっている。

21日 日 佐藤サン フルートの会佐藤サン・フルートの会
 今年の会場はヤマハホールの8Fでした。
出演はお弟子サンたち8人。
皆さんの演奏を聴いていて思った事を一点。
習い始めて最初のうちは指を動かすことの方に心が集中するのかもしれないが、指のことよりも演奏する曲をまず(頭の中でも心の中でもいいので)歌うことから始めた方がいいのではないだろうか。正しく美しく歌えば指は後から自然についてくるものなんだ!
(とワタクシはいつも思うのです。楽器をやる人は案外歌わないのです。これが不思議。ワタクシはベートーヴェンのピアノソナタでもストラヴィンスキイのペトルーシュカでも何でもかんでも取りあえず楽譜を見て歌ってみます)
鹹酸甜in燗紹興酒
nob.サンからメールで先日のドライフルーツについて、…中華料理店へ行くと燗をした紹興酒に氷砂糖の代わりに入れるように添えられてくることもあります。台湾のガイドさんに聞いたら向こうでも入れたりすることがあると言っていました。冷えたお酒だと溶けないかも知れません…とコメントをいただいた。そういえば紹興酒は温めて氷砂糖を入れて飲むものでしたね。紹興酒に燗
紹興酒を電熱器で燗をつけて(右)、
グラスに入れていただいた干し梅を3個も入れて(左)飲みました。
オイシイので量が進みそうです。
これを書きながら2杯目の燗をつけている所です。

22日 月 暑い日が続きますねぇ。レコードの続きを書きたいのだがついついサボってしまっています。反省!!!
23日 火 大暑 浜松市の気温38.1℃ 暑い日でした。暑さにめげず佐鳴湖西岸散歩。
さすがにウロウロ「お散歩」などしている暇人はあまり居ませんねぇ。それでも大勢の人がいないというのはいいもので、蒲の穂がたくさん立ち並んでいるのを見れば因幡の白ウサギと大国主命のお話を思い出したり、鴨のような鳥がグェグェいいながら泳いでいるのを眺めたり、アオサギが悠然と立っているのを見るのは楽しいものです。
佐鳴湖・アオサギ佐鳴湖・蒲の穂佐鳴湖・鴨の群






左のアオサギ、こうして暫くの間アオサギを見ていたら飛び立った。アオサギはザリガニや小魚やカエルなどを捕食するのです。
この佐鳴湖はアオサギにとってとてもよい生活の場でしょう。
暑くても、熱い紹興酒に甘い乾燥梅干をいれて飲めば楽しいです。
24日 水 浜リコ イギリスにいずれは国王になるかも知れない王子が誕生した、というわけで、練習の中にモーツアルトの「戴冠ミサ」の中の一曲、Agnus Dei (神の子羊)というのを入れた。こういうところ、ちょっと機転が利いていて面白い。
25日 木 無事
26日 金 無事
27日 土 無事
28日 日 無事
29日 月 無事
30日 火 浜松市内の気温36.2℃ 猛烈に暑い。殆ど何もする気が起こらない。
つまり毎日お散歩に行って、汗ダクになって帰ってきて、シャワーを浴びて、着ていたものをサッと洗濯して、後は音楽を聞いたり、何か書かなくっちゃ!!!という気の焦りのようなものに脅かされながら何事もなく無事に日が通り過ぎて行く……というのが毎日のありさま。
情けない。
31日 水 浜リコ 佐藤サンから「マルセル・モイーズの藝術」というCD4枚組のもののコピーを頼まれてしまった。
マルセル・モイーズの藝術
マルセル・モイーズと言えばワタクシ(及び今の年寄フルート吹き)にとっては神様のような存在。やらないわけにはいかない。でも全部で10組40枚。大変。
バッハ、モーツアルトばかりではなく、ドップラーやジュナンやタファネルといった昔よく練習した曲も入っている。ちょっと楽しみでもある。
このCDに入っている曲で、ワタクシがかって演奏or練習したことのある曲は次の通り。
バッハ:組曲第2番ロ短調全曲(NHKで放送)、ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調(練習だけ)
モーツアルト:フルート協奏曲第1番ト長調、第2番ニ長調(練習だけ)
ビゼー:アルルの女組曲第2番メヌエット(金澤交響樂團定期演奏会)
ドップラー:ハンガリア田園幻想曲(練習だけ)   グルック・精霊の踊り(NHKで放送)
イベール:フルート協奏曲(練習のみ)   ジュナン:ヴェニスの謝肉祭(練習のみ)
タファネル:アンダンテ・パストラール(練習のみ)
結構沢山やっていますねぇ。



高血圧治療薬ディオバンというのが今新聞を賑わしている。実はワタクシもずっとここ3年か4年ほど飲み続けている薬です。ディオバン
この薬は単に高くなりすぎる血圧を下げるのに効果のある薬なのだが、脳卒中や心筋梗塞にまで利く、などと無理な薬効を学会雑誌に論文として発表した事が問題になったようだ。嘘をつくのはよくない。
ワタクシは一錠80mgのところ,半分に割って40mgほどの量を飲むことにしているのだが、血圧を下げるにはそれで充分のようです。
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