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2018.03.27 (Tue)

泉光院の足跡 295 西院伽藍

泉光院は東院伽藍の方から先に廻りましたが、ワタクシは普通に西院伽藍の方から廻りました。
ワタクシが始めて奈良を訪れたのはハタチになった冬。勤め先の学校が冬休みに入ってすぐでした。横山サンに勧められたのでした。…山ばっかり行っとらんで奈良へ行って見い、奈良へ!…
そうして、…泊まるのは日吉館にせえ。…というわけで、奈良国立博物館のすぐ前にあった「日吉館」に泊まりました。はじめのうちは東大寺や西ノ京の唐招提寺、薬師寺、高畑の新薬師寺や白毫寺へ行きました。
法隆寺へ来たのは大晦日、少しばかり雨の降るうすら寒い日でした。今と違って人っ子一人いない、実に静かなお寺でした(法隆寺の写真でカラー写真でないのはその時にワタクシの写したものです)。
法隆寺松並木
松並木を歩いて行くと向こうの方に南大門が見えてきます。
この道もいまは両側に駐車場や食堂、土産物屋がひしめいていますがワタクシが始めて行った頃には何もありませんでした。

いよいよ法隆寺の始まりです。
法隆寺南大門

法隆寺南大門全景



南大門をくぐるとその先に西院伽藍が姿を現します。
門をくぐって中へ入りましょう。心が弾む一瞬です。
南大門を入って白い築地塀の向こうに東西に道があって、そこまで来ると左に西大門、右に東大門が見えます。
法隆寺西院東院の間
この写真の右の方、突き当たりに東大門があるのです。
その向こうが東院伽藍で、夢殿のある場所です。

西院伽藍の配置図を載せておきます。これも前回同様、案内書から頂いた図面。
法隆寺西院伽藍配置図



法隆寺東大門
こちらが近寄って見た東大門。遠くかすかに小さな屋根が見えるでしょうか。それが夢殿の屋根。



西院伽藍へ入ってみましょう。
法隆寺中門
左の写真、正面に見えるのが中門。堂々とした四間二戸の重層門です。
でもこの門はちょっと奇妙な門です。門というものは、訪れた人に、「よくいらっしゃいました、どうぞお入り下さい」というふうに、さきにのせた南大門でも、上の写真の東大門でも入りやすい造りになっています。

だがこの中門は、真ん中に柱があって通せんぼをしているようです。
思わずどっちの扉から入ったらいいのか迷いが生じてしまいそうです。
しかもまわりをぐるりと廻廊がとりまいていて中の様子をうかがい知ることも出来ません。入ることを拒絶しているような門です。
昔から學者の間で議論の種になっていました。


法隆寺西院伽藍空撮

右、西院伽藍全景の空撮写真。

観光客の入口は廻廊左側のすみっこから入ることになっています。
拝観料を用意して入りましょう。


法隆寺塔と金堂部分

振り向くと左の光景が目に映ります。とても大きいので全貌が一度には眼に入らないのです。


法隆寺大講堂
廻廊を歩いて中門のところまで来ると、正面に見えるのが大講堂。五重塔も金堂も視界から外れてしまいます。
首を回してみるとどれもみんな仰ぎ見るといった形です。
この西院伽藍はどれもみんな日本最古の木造建築群の一つではありますし、納められている佛像も実に素晴らしいものばかりです。

今こうしてワタクシの写した人っ子一人いない法隆寺の写真を見ていると、…昔はヨカッタなぁ、としみじみ思うのです。
そうして殆ど半日、境内各所を思うがままに歩きまわっていても誰に咎められる事もなかったのでした。
次回からもっとよく見ていきたいと思います。
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